SUBARU LEGACY世界速度記録挑戦車のうち、1号車(赤)と5号車(グレー)の2台セットです。
1989年1月2日~21日、初代レガシィはアリゾナ・テスト・センターにおいて10万キロ世界速度記録を樹立した。10万キロを447時間44分09秒887で走破し、平均速度223.345km/hという世界記禄である。
1号車(赤):記録達成の過程で、2・3号車で発生したトラブルの事前対策を受けながら、ほぼノントラブルで記録達成予備車としての使命を全うした。
5号車(グレー):記録挑戦スタート前のトラブル発生を想定し、予備車として準備された。1・2・3号車が無事スタートできた時点を持って、その使命を果たした。
(ネジ1本から新しい「フルモデルチェンジ」)-
スバル360、1000という議論の余地を挟まない名車をリリースした名門「富士重工」の主力車は、昭和末期、商品力の低下により新型車の登場が渇望されていた。バブル沸騰の其の時、富士重工は世界最高水準の小型車を全力で開発、伝承という意味のある「レガシィ』という名を与えた。 (山内玄)